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診療の特徴

耳鼻咽喉科全般について救急疾患も含めて高度な診療を行っています。
免疫アレルギー分野を担うエキスパート、聴覚・平衡覚・嗅覚・味覚等を扱うエキスパート、癌診療を担うエキスパート等あらゆる耳鼻咽喉科・頭頸部外科疾患に対応します。

鼻アレルギー診療

鼻アレルギー診療ガイドラインに基づいた標準的治療を推奨しています。
正しい診断に基づいた薬物療法、アレルゲン免疫療法(皮下・舌下)、手術療法、抗IgE抗体療法を実践しています。
皮下免疫療法は国内でも1-2を争う症例数の多い診療実績があります。
舌下免疫療法は2014年に実用化された以降、スギ花粉症、ダニに対するアレルギー性鼻炎に積極的に導入してきました。
2019年には重症スギ花粉症患者に対して世界で初めて抗IgE抗体療法が実用化され、当科では重症度や使用条件を適切に評価し投与しています。

鼻副鼻腔診療

投薬治療で改善が得られない慢性副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎、鼻中隔弯曲症、鼻副鼻腔の良性腫瘍などに対して積極的に内視鏡下手術を行っています。
難治性前頭洞炎や前頭洞まで進展した乳頭腫などの良性腫瘍に対して、拡大副鼻腔手術にも対応いたします。
また、安全で確実な手術のために、手術中に手術部位をリアルタイムで知ることの出来るナビゲーションシステムを積極的に使用しています。
手術前には手術治療の必要性、方法など画像を用いて丁寧に説明しています。
手術後の痛みに対しては、綿のように柔らかい医療材料を鼻内に留置することで圧迫感や痛みを軽減し、患者さんの不快を軽減する工夫をしています。
術後の鼻処置は手術用内視鏡で詳細に観察し、痛みに配慮しながら丁寧に行っています。

耳科診療

耳科分野においては、慢性中耳炎,真珠腫性中耳炎,耳硬化症,耳小骨奇形などの伝音難聴や,先天性難聴、突発性難聴、重度難聴などの感音難聴、Bell麻痺やハント症候群などの顔面神経麻痺、外耳道癌などほぼ全ての耳科疾患に対して診療を行っています。小児から高齢者までの患者様に対して診断や治療法を提案しております。また、当科では一般的な聴力検査だけでなく、脳波聴力検査や耳音響放射(OAE)などによる精密聴力検査も行うことが可能です。また、好酸球性中耳炎、ANCA関連血管炎性中耳炎などの難治性中耳炎の診断と治療も積極的におこなっています。

伝音難聴に対する手術治療
慢性中耳炎、真珠腫性中耳炎、耳硬化症,耳小骨奇形などの伝音難聴に対して聴力改善の手術治療を行っています。鼓膜形成術、鼓室形成術やアブミ骨手術など、患者様に応じた最適な治療を行っています。


小児難聴、成人の感音難聴
新生児聴覚スクリーニング後の精密聴力検査にも対応しています。難聴の程度によって補聴器または人工内耳手術を行っています。また、先天性難聴の主な原因である遺伝性難聴の遺伝学的検査も行っており、難聴の原因から治療まで対応できる体制になっています。補聴器については、言語聴覚士も介入しフィッテングや調整を行うことで、より最適な補聴器が選択できるようになっています。


人工内耳、人工中耳
既存の治療法や補聴器では十分な効果が得られない難聴の患者様に対しては、人工内耳手術または人工中耳手術と術後の言語リハビリを行っております。


突発性難聴、顔面神経麻痺
発症早期の患者様に対して、入院または外来でのステロイドを中心とした薬物治療を行っています。初期治療にて聴力が回復しない突発性難聴の患者様に鼓室内ステロイド注入治療と高気圧酸素療法による補助治療を行っています。誘発筋電図検査(ENoG)などで予後不良と判断された顔面神経麻痺の患者様に顔面神経管開放術(顔面神経減荷術)を行っています。


末梢性めまい(耳性めまい)
患者様の症状に合わせて、眼振検査、温度刺激検査、重心動揺検査、VEMP (Vestibular Evoked Myogenic Potential)、ENG検査(電気眼振図検査)などの検査を行い、平衡障害の評価、診断を行っています。

唾液腺診療

当科では、唾石症に対して、頸部外切開を加えない低侵襲の治療として、唾液腺内視鏡手術を導入しています。唾液腺唾石症は唾液腺管に結石ができ、唾液の流出が妨げられるため摂食時の唾液腺腫脹、疼痛、それに続発する感染をきたす疾患です。唾液腺の中では顎下腺に多く、開口部近くの唾石は口腔底を切開して摘出可能であるが、顎下腺近くの唾石は外切開による顎下腺摘出が行われてきました。この方法は根治性が高いものの、手術創が頸部に残ること、まれに顔面神経下顎縁枝の麻痺を生じることから、特に若い女性においては問題となる場合がありました。唾液腺内視鏡手術は唾液腺管開口部から細い内視鏡を挿入し、唾石を確認し、内視鏡のチャネルからバスケットカテーテルやレーザープローブを挿入し唾石を摘出、または破砕する術式です。本術式は欧米においては広く普及しているが、本邦では2009年に唾液腺内視鏡が薬事許可され、使用が可能となったばかりです。従って本手術は本邦では極めて新しく、施行可能な耳鼻咽喉科施設は日本でも非常に限られています。当科では唾液腺内視鏡が本邦で認可された当時から内視鏡手術を開始した医師が診療チームを組織し国内有数の症例数を誇ります。『手術創が見えない』『入院期間が短い』等非常にメリットのある治療法です。

頭頸部診療

頭頸部外科グループでは、その名の通り頭頸部疾患の外科治療を主に担当しており、小手術から再建を含む他科との合同手術まで幅広く対応しております。頭頸部とは、鎖骨より頭側で脳より足側の部位を指します。この部位には呼吸、摂食、嚥下など生命維持にかかわる臓器や、五感のうちの4つ(嗅覚、視覚、味覚、聴覚)や発声、構音といった生活の質(QOL)にかかわる機能をつかさどる臓器が存在しています。このため、これらの臓器に発生する疾患に対する治療については、良性でも悪性でも根治性とQOLという時に相反する2つの両立をめざす必要があり、各分野の専門家とのカンファレンスを通じて最良の治療を検討しています。

頭頸部の臓器

具体的には、放射線治療科と形成外科再建グループとはそれぞれ週に一度、消化器外科、消化器内科、放射線治療科とは月に一度合同カンファレンスを行っております。また月に一度、キャンサーボードで多職種での意見交換も行っています。頭頸部外科グループが対象とする疾患は頸部リンパ節、唾液腺、鼻副鼻腔、咽頭、喉頭、頸部の良性および悪性腫瘍を含め、急性炎症など幅広い疾患になります。悪性腫瘍に関しては最新の化学療法や、放射線療法(IMRT)、手術(頭蓋底手術を含む再建手術等)だけでなく、近年低侵襲治療として注目されている鏡視下経口的咽喉頭悪性腫瘍手術(TOVS transoral videolaryngoscopic surgery、ELPS endoscopic laryngopharyngeal surgery)も適応を選び取り組んでおります。甲状腺腫瘍は現在のところ内分泌外科が主な窓口になっておりますが、広範囲切除を要する症例については当グループも参加する場合があります。

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日本医科大学 耳鼻咽喉科学教室

〒113-8603 東京都文京区千駄木1-1-5

©Dept. of Oto-Rhino-Laryngology, Nippon Medical School

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